老けたまま生まれ、歳をとる毎に若返る男、ベンジャミンの人生を描いた映画。
肉体の老いは恐ろしいけど若返ることになっても恐ろしい。
むしろ若返るほうがキツイものがある。
よくある「一緒に歳を取っていきたい」という言葉をベンジャミンは言えない。
好きな人ができて子供ができても相手に大人というものを見せる事ができなくなる。
出会いと別れが多い切なさも好み。
初めてベンジャミンを外に連れてってくれた黒人のオティとの別れに泣けた。
旅の途中で再会するシーンを観てみたかった。
妻のデイジーは美人さんだけど幼い頃の純粋な瞳が薄くなっていく感じは寂しかった。
女と絡むシーンはちょっと多いなぁと思う。
ラストでたくさんの出会いを振り替えるシーンに泣けた。船長(つД｀)
いろんな生き方や価値観を持った人達との出会いは本当に輝いている。
