イエローサブマリン

ベンジャミン・バトン 数奇な人生のイエローサブマリンのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

若くなっていく方が、辛い

みんな大好きデヴィッドフィンチャー作品。とはいえ!フィンチャー色が薄い!暗く嫌な雰囲気が漂いつつも最後まで見てしまうあの感じ。あれとは打って変わってめちゃめちゃハートフルです。青年男性を老けさせる技術っていうのは今の時代だと比較的容易にでるけど、ブラッドピットをちゃんと若返らせてるのは凄いです。ちゃんと若い。

物語は現代を軸に過去を語る“フォレストガンプ 方式“的な進め方をするのですが、あまり必然性を感じないなと。後から解説見てハリケーンのとことかも解釈はできたのですが、それでもベンジャミンの嫁と娘を介して語っていく...となると。ただベンジャミンの「老いるに連れ若くなっていく」設定の活かし方は感動的。”子どもは2人もいらない“って察してしまうところは、なんとも言えない気持ちになる。

俺が見たいフィンチャー はこういうのじゃねえんだよ!!!!!もっとエグいやつだよ!!!!!