きたうりゃ

ベンジャミン・バトン 数奇な人生のきたうりゃのレビュー・感想・評価

3.8
最初から最後までずっとずっと苦しかった。
「人生は素晴らしい」「人を愛せずにはいられない」「人を愛することの大切さ」
そんなことをこの映画で語っていいのだろうかと疑問に思う。
自分だったらどんな選択をして生きるのだろうか、愛とか好きとか何なんだろう、、、とずっと考えながら視聴していた。
登場人物が皆人間味が溢れていて好印象だった。
人の弱さと強さ、どちらも描かれていたと思う。
構想は緻密で、年老いた姿で生まれ、見た目が若返りながら死へと向かうその過程はとても納得でき、なるほどなあと思わせられた。
構成は1人の人物の一生を伝え聞かされるようなシンプルなものであったが、合間に挟まれる病院での2人の女性の会話によっておもしろさが深まっていた。
見て良かったなと思える映画だった。
きたうりゃ

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