オダヤカ

RWBY Volume3のオダヤカのレビュー・感想・評価

RWBY Volume3(2015年製作の映画)
4.9
記録し記憶し歴史を創るvolume3
ここが歴史の転換期、青春は終わり戦争が始まる…

前半は天下一武道会(ワールドカップ)
アガるバトルの数々…
何より直向きなワイス・シュニーが可愛過ぎるしクールな対戦相手達、ワイ姉、ルビ叔父、ロリコンメンヘラ厨二アダム(失言)、大人同士の間にまで広がりを見せる関係性の数々に世界の広さを知る。『RWBY』は本当に凄いことをやってのけていると思うよ。

そして皆が大切な”もの”を喪う後半
歴史の大きな流れに個人が出来ることはあまりに少なく喪ったものはあまりにも多い。
けれども『RWBY』がグリム(童話・歴史)やレリック(遺物)をテーマに挙げているように一度失われたものであっても意思を受け継ぐものは現れると信じている。

僕は前情報を殆ど入れずにBlu-rayBoxを一気見したのでRWBYを取り巻いていた背景…モンティ・オウム氏の訃報を知らぬままvol.3まで観てきたんだけど、vol.3の内容がそのままモンティ氏への手向けともいえるんですよね。

一番好きなシーンがヴェルヴェットの戦闘シーンなんだけどvol.3の栄えあるカメラ担当?に選ばれていたヴェルヴェットが記録し記憶した事を自分のスキルにし未来を切り開いたこの過程にRWBYの真髄を感じ泣いてしまいました。

vol.1の特典映像の中でモンティ・オウム氏が語っていた印象的な言葉、”創造性にこそ未来があると信じている”。
これまでのRWBYがそうであったようにモンティ氏の遺物を引き継いだCRWBYによる新しいRWBYがこれからも未来を紡いでいくのです。

”RWBY”と”CRWBY”に最大の敬意を捧げて
オダヤカ

オダヤカ