ミーナ目当てで評判良きもようやく鑑賞。
ちょいブラック・コメディ的サスペンス好き向け。
【死霊のしたたり】のスチュアート・ゴードン監督による、
実話に インスパイア された【サスペンス・悲喜劇】。
原題:スタック=立ち往生。
酒とドラッグをあおって車を運転していた介護士、ブランディ(ミーナ・スヴァーリ*)は、中年男、トム(スティーヴン・レイ)を轢いてしまう。
事件を揉み消そうとする彼女だったが…。
序盤、昇進を聞き、浮かれたブランディと、ハローワークで散々な目に遭い、意気消沈しているトムの対比を交互に描く。
そして、横断歩道でのクラッシュ‼︎
このクラッシュシークエンスが中々クオリティ高い見どころ。
↓以下ガッツリネタバレ↓
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トムが、公園でホームレスと交流〜カートを貰ったのが本作の キー (運の尽き)となる。
事故して、フロントガラスに上半身突き刺さったまま止まらず家まで走るブランディも凄いな〜。
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そのまま朝までガレージに置き去りに〜
死んだと思い込んでいたら、生きていた‼︎
直ぐに病院に連絡しようと試みたが、、
面倒になり、呼んだのは出社の為のタクシーって、なんてビッチだ。
欠勤や轢き逃げが知れたら出世に響くからって、、
ブランディ、遅刻の言い訳、、セルフォンを車に置き忘れ、、
その頃トムは、必死にセルフォンに手を伸ばしていた、、動くたびに体にめり込むガラス、、痛そう。
やっと手にして911に掛けるも、、呼ぶに住所が分からない、、
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電池切れに、、FUCK‼︎
クラクション鳴らして、近所の子供気づいて、ママ呼んで来たのは、ついに良かったと思うもまた妨害が、、FUCK‼︎
終いには自分で這い出るしか無かった。
轢き逃げのブランディが一番悪いが、彼氏や近隣の人間も良くない、FUCK‼︎
トムがホームレスと勘違いされたのが不運にも繋がっているが、ホームレスだから死んでも、放置でも構わないという尊厳を問題提起している。
彼氏が殺してトランクに入れ、公園で車ごと燃やす⁈
只々助けを求めているだけなのに殺されそうになる展開は皮肉で、反撃する事しかない、FUCK‼︎
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眼にペン押し込みは、グロい。
しかし、トムの有り得ない生命力(体力)は凄いの一言‼︎
ラストは、立場逆転〜自業自得だが、
個人的には、蛇足感 有りかな。
人間が一番怖い事をする、滑稽な悲喜劇。
完全コメディにもなりうる題材を真面目に徹底したサスペンス(人によっては笑えるだろう)。
どんな状況であれ、常に正しい判断、行いが得策になる⁈という教訓。
*注記
*ミーナ(28)のドレッドヘアが決まっていた。
ヌードも出し惜しみ無し(SEXシークエンスが無駄に長い)。