怨念大納言

ピノキオの怨念大納言のレビュー・感想・評価

ピノキオ(1940年製作の映画)
4.0
公開が1940年…。
戦時中じゃありませんか…。

これは敵いませんわ。
いや、別にアニメが凄いから戦争が強い訳ではないですが、アトムの20年前にコレを作るなんて。

夢に溢れたファンタジーでありながら、教えと教訓も含んだ理想の童話。
ディズニーアニメの金字塔。
凄い。

人形が星の力で命を得るという設定は、日本の子供のヒーローアンパンマンと酷似した設定だけど、参考にしたりしたんだろうか。
いや、アンパンマンは別に人間になりたい訳でもなく、寧ろ妖怪人間ベムに近いのか。確実に参考にはしていないだろうが。

「嘘をつくと鼻が伸びる」「怠け者はロバになる」という設定は、子供には分かりやすい教訓だろう。
ただの操り人形に勇気も良心もいらない。
自由なピノキオにこそそれは必要で、自由である為の責任でもあるのだろう。

ただ生きるのではなく、勇気と良心を持って誇り高く生きる。

最後は美しい星と勲章。
いわずもがな名作です。
怨念大納言

怨念大納言