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八甲田山のharuのレビュー・感想・評価

八甲田山(1977年製作の映画)
3.4
2019/7/2 鑑賞。
TOHO西宮にて鑑賞。

「午前10時の映画祭10」第7段‼️

日露戦争を目前にして極寒の地で戦う、術を知らない日本軍。 
また津軽海峡をロシアが攻め海岸線を押さえられた際に日本海側と太平洋側とのルート開拓の為に行われた雪中行軍。

弘前から第31連隊、青森からは第5連隊が出発。
両隊は行軍中に八甲田山にて、すれ違う様に予定される。

31連隊は長距離を踏破するに対し短い距離の5連隊はメンツを守る為に中隊規模の行軍となる。
第5連隊は200名を越える人数で極寒の中、歩き続ける。
猛吹雪に襲われホワイトアウト状態で第5連隊は遭難してしまう・・・・。

この話は、ある程度知ってはいたが・・・。

足元はワラジ。凍傷にかかる者
や正気を失い狂いながら死んでいく者。
携帯食は凍りつき食する事が出来ない。
正に地獄である。

決めた大隊長は部屋の中で苦労も知らずにいて軍隊の理不尽さを、まざまざと見せられる。

最大な遭難事故として語り継がれる・・・。
「貴重な作品を観た」と実感させる作品です。
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