八甲田山の作品情報・感想・評価

「八甲田山」に投稿された感想・評価

miyuki

miyukiの感想・評価

3.8
自然に対して畏敬の念を抱くことや勇気を持って退くことの大切さ。
スタントなしCGなしだからこそ出せるこの緊迫感。
今はもうこんな映画作れないんだろうな。
9割は軍人が雪中行軍している場面なのに全然飽きない。
見ている内に創作だということをつい忘れそうになる壮絶さ。
差し込まれる回想の春夏の緑の風景と音楽で涙が出そうになった。

日本人の精神性はあと1000年くらい経って戦争に10回くらい負けてもなお変わりそうにはないなと、暗い気分になった。
高倉健の名演に心動かされる。

雪とは何かを嫌でも感じる。画面越しに寒さと痛さが伝わってくる。三十一連隊と五連隊の状況判断や装備で対比されて描写されているので八甲田山の雪中行軍の困難さがよりわかりやすい。

冬の山も無能な上層部も怖い。

上司の無茶振りで死ぬのは嫌だなあ…
tunatuna69

tunatuna69の感想・評価

3.6
数十年振りの再鑑賞
ひと言で言うと、
ユニクロの “ヒートテック”もない時代に、
世界の山岳遭難史上、最悪の犠牲者を出した
体感温度-40℃の雪山遭難事件です😈

「寝るな❗️」

そう、雪山の中、寝れば死んでしまうのだ。
だから起きていなければならない。
寒さと疲労で、体は睡眠を求めていても、
寝てはならない。

観ているこっちは、
暖かい部屋でロッテチョコパイをほうばって
いるのだが、こちらまで震えてくる😱

こんな死に方、冗談じゃ無いですよね。
軍人が、戦死ならともかく「遭難」って。

気力とかだけで打破できる事とできない事が
あるというのに、、、精神論・根性論の、
戦前の日本は病んでるように思えます(^^;

戦国武将の方が時代は古くても、
兵法や軍法に長けている気がします。
きっと、古い!と決めつけて
「孫子の兵法」とか読まなかったのね…💥

整備されたスキー場でも天候によって恐怖を
感じることがあるというのに、ね。

亡くなった方々のご冥福をお祈りする。
いつか青森に行ったとき、
資料館と銅像を見に行こうと思ってます‼️

それにしても、高倉健はやはりすごい。
この人が醸し出す圧倒的な頼もしさって、
一体何なのだろう。この安心感。

この人が上官だったら、
どこでも安心してついて行けるな 笑 💯
hyuGa

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3.0
【地獄は地獄らしく人を苦しめ、その人を待つ人もまた地獄】

俳優陣はとてつもなく豪華、更にはカメラワークや音楽の入れ方、雪の演出なども非常にこだわりを感じ、昔ながらの土台の硬さを非常に感じられる作品。
しかし、あまりにもストーリーと演出が辛すぎる…桜が散るようにサクサク人が死んでいき、それもガン無視するほど精神が逝ってしまった兵士はもう見てられない。

このレビューはネタバレを含みます

午前十時の映画祭10FINAL、7本目は「八甲田山」。
今シーズンの目玉のひとつ。

ロシアとの戦いに備えて、八甲田山で寒冷地訓練したら約200名死にました、というお話。
一人の老害のせいで、優秀な人や若者たちが命を落とす昭和あるあるは明治から受け継いできたものなんですね。

高倉健率いる弘前隊、北大路欣也が率いる(はずの)青森隊。
これ、高倉健がいかに「データ」を駆使して八甲田山に挑んだかがよく描写されてます。

北大路欣也がもう計画し始めている時も、隊員の命を預かる者として、行くかどうかも迷ってました。
行くとなったら「全員で生きて帰る」これ以外は捨てます。
何なら北大路欣也に宛てて「うちの隊が困ってたら助けてね」とお手紙まで書いています。
道中は、歩数、風速、積雪量、気温、体感気温を取り続け、道案内を各村で必ず手配する(秋吉久美子かわいかったー!!)。
自然をなめてかからず、情報を集め、死なないための判断を下し続けます。

かたや青森隊よ。。
北大路欣也がリーダーやのに、何やらカッコつけたいおっさんが、人数増やしたり、何か着いてきたと思ったら道案内断ったり、隊を率いたり。。
見てられへん(。´Д⊂)
あっという間にほぼ全滅。。

「恐怖心」というのは、動物が生き延びるための大切な感情なんで、気合いで打ち勝つのではなく、情報を集めて周到に準備して、恐怖心を緊張に変えていかなあかんのやろな。
記録用

「子供の頃父親の隣で観た」シリーズ。
画面が終始暗い。
大人になって撮影秘話を読んだり聞いたりしてこの作品の凄さを実感した。
Mpoppins

Mpoppinsの感想・評価

4.5
父が『八甲田山の音楽が良かった』と、言い出したので、観たことなかった私はレンタルしてきて父と観てみた。

まず、俳優陣が当たり前ながら皆若い‼️
北大路欣也が角刈り‼️‼️爽やか‼️
見栄ばっかりはってる三國連太郎(釣りバカのすーさんと全然雰囲気違う!)
高倉健、加山雄三、緒形拳、前田吟、加賀まりこ、…。

キャストはそうそうたるもの‼️

いくら部下が優秀でも、リーダーがダメだったせいで最悪な結果になってしまう恐ろしい話でした。上司、リーダーって重要だなと嫌というほど感じさせられた作品でした。
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