内気な青年マークは心理学者の父親の実験材料にされたせいで女性の恐怖の表情を撮りたい衝動にとらわれていた。
カーズWSA様のレビューを見て鑑賞。
マイケル・パウエル監督がヒッチコックの｢サイコ｣より早く発表したサイコスリラーの原点と言える作品とのこと。
印象的なシーン
・娼婦を殺すカメラ視点
・ヘレンの誕生日パーティー
・父親の撮影した映像 とかげ
・映画撮影カメラマンの仕事と副業
・エロ写真現場のアザある子
・スタンド女優持参のカセットデッキ
・ヘレンの盲目のお母さんは鋭い
・自分の映画の出来にこだわる
父親の撮影した映像に出てくる親子はマイケル・パウエル自身と妻と子らしいです。とかげ…嫌だったでしょうね！
実験材料にされたことで歪んだ性癖を持つことになってある意味可哀想な面がありました。
しかし、そういう視点で作られた事に(つまり、悪者が悪者らしくない事)当時の観客が拒否反応をおこしマイケル・パウエルは干されてしまったらしいですね。
彼の教え子のマーティン・スコセッシがこの作品を掘り起こし、再評価に繋がったようです。
陽の目を見て良かったですね。
