はのい

ワールド・トレード・センターのはのいのレビュー・感想・評価

3.7
2001年9月11日。
今でも忘れないな…。

当時私は小学生だったけど、真夜中に母親に
「大変!テレビを見て!」と叩き起こされた。
テレビに映っていたのは高い2つのビルに飛行機が突撃する映像。
両親の友人が現場付近に住んでいたこともあって、ただ事ではないことは分かっていたけど…。

あれから20年経ってやっと鑑賞。

シンプルに鳥肌が立った。
死ぬのが怖いけど、それでも建物に入って人命を助けようとする警官の勇敢さ。
絶対に生きて帰ると力強く思えるのは守りたい家族がいるから。

戦争映画を見ているようでつらい気持ちになるけど、生きる勇気をもらえる映画。


2,749名の命を
ほんの一瞬で奪った恐ろしいテロ。
何と国籍は87カ国。

“絶対に眠るな”
(眠る=死ぬ)というニコラス・ケイジの強いメッセージを込めた名演技にも注目。


見どころは、
事件当日に現場に向かった警察官と消防士がエキストラで出演していること。
だからこそ忠実に絵が描ているから、事件の生々しさを痛感する。

警官たちが現場で救出する話かと思ったけど、
助けに行こうとした警官たちががれきに埋もれて脱出する話だった。

これが現実か…と心がえぐられたのは、
生き埋めになった警官の1人が脱出を断念して自ら命を絶ったこと。


簡単なあらすじ↓↓

ワールドトレードセンター(世界貿易センター)のタワー1とタワー2の間に生き埋めになったNYPD。
助けを求めるも身動きが取れない上に、無線はがれきに埋もれてしまい絶望的。
各警官たちの家族の視点も踏まえながらストーリーは展開していく。
はのい

はのい