甘味

カクタス・ジャックの甘味のレビュー・感想・評価

カクタス・ジャック(2004年製作の映画)
3.9
タランティーノとガイ・リッチーにオマージュを捧げたメキシコ産クライムサスペンス。本国じゃ大ヒットして5人に1人が観た計算だとか。凄いねぇ。

高評価も納得の良作だったけど、個人的には二番煎じな印象。タラや初期ガイには到底及ばないなぁって感じ。(当たり前か)
面白いんだけど何か物足りない要因は、まずキャラクターにあまり魅力を感じない事。これがかなり大きい。
もう一つは、単純にそこまでカタルシスを感じられない所。パズルの最後の1ピースがピタッとはまってうひゃー気持ちいいぃぃ!みたいな快感は得られない。

この「おぉ良く出来てる出来てる~!拍手~!…はい、おしまい」的な何の余韻も残らない感覚、内田けんじ作品観た時にそっくり。タラでもガイでもなく、内田けんじ。何となく気になって調べてみたら、本作と『運命じゃない人』が同年製作だって事を知り、妙な因果を感じて何だか面白かった。

色々文句ばっか書き連ねちゃったけど(ごめん)とても面白い作品なのは間違いないので誰にでもおすすめ出来ます。

しかしこのジャケットじゃ誰も手に取らんわな…ほんと致命的。このパッケージ見て誰が脚本勝負のお洒落でちょっと笑えるクライムサスペンスって思うよ?どう見てもめっちゃ怖いやつやん!ファニーゲームもどきみたいな胸糞系にしか見えんやん!(ファニーゲーム観てないけど)
元々のメキシコ版の小洒落たジャケットのままで良かったのに、何でこんなB級臭漂うダッサいデザインにしたのか謎過ぎる。作品のスタイリッシュさが微塵も表現されてなくてもったいない…。
Filmarksやってなかったら恐らく一生観てないっす。皆さんありがとう。