ニューギニアにて行方知れずになった姉を捜すため、その妹と元ベトナム兵のガイドがジャングルの奥地へと潜りこむ。未開人の奇習とカルト教団の奇行を並行させることで、「どっちが野蛮だと思う?」を語っている食人映画。細かな部分で「食人伝説」からの流用カットがある。
言うなれば、「食人映画あるある」の集大成。必要不可欠な要素が大体揃えられており、語り口にちょっとした変化球がつけられている。若干の徒労感はあるけども、全体的にはとっつきやすい作品。
女性の股間を責めるときの「責めてるフリ演技」はもうちょっと何とかならんのかと思ったが、女性陣が脱ぐところでちゃんと脱ぐし、ヘアも無修正だから許せちゃう。グロ描写における特殊メイクの出来栄えは「中の下」ぐらい。未開人の演技はオーバーアクションで笑える。
食人映画界のアイドル、メ・メ・レイが映像にいるだけでシ・ア・ワ・セ。