タイトル「裸体」なのに、主人公が裸体になることはない。でも花や爪をなめたり、喫煙のシーンが異様に長く、口元にフィーチャーするシーンでエロスをアピールしてくる。それが逆にエロい。
これくらい前の映画は…
頭カラッポの美女が肉体を武器に世渡りしようとして失敗&落ちぶれていく的な映画は多かれど、これはなんというか今まで見たのとは趣が違った…
いや違くはないんだが、男に裏切られたとかレイプされたとかヤクザ…
冒頭、千秋実に連れ込まれる旅館入口から二階客室までのカメラの動線に、感じずにはいられない溝口への目配せ。
男を籠絡する系パンピ瑳峨三智子のワキ毛、浪花千栄子のB地区サービス、なぜか女風呂に居る菅井一…
無自覚に上昇し無自覚に堕ちていく無自覚にエロい主人公。オヤジに言われた「君はエネルギーに溢れてる。君のエネルギーで僕のロケットは打ちあがる」という言葉を若い男性に投げかける様の哀しい滑稽さ。冒頭とラ…
>>続きを読む映画産業の翳りがショットの厳密さを食い破る寸前まで迫り過剰なまでのエネルギーのやり場が嵯峨美智子の身体を通して彷徨う。騒音に近いラジオのニュースが意味もなく重なり渦を巻く。画面の濃密さに比べ説話自体…
>>続きを読む浪花千栄子の入浴シーンは特に鮮明に覚えてる。誰得裸体。にんじんくらぶ製作作品であり脚本家成沢昌茂の初監督作。
タイトル通り瑳峨が存分に下着姿を披露するのだがいつも以上にヴェーラがアツかった気もする……
神保町シアター
「文豪と女優とエロスの風景」
まだまだいっぱい観たかったぁ
いや~どの作品もヒロインが美しく妖艶
言動は悪女なはずなのに憎めないヒロイン。
それはやはりそれぞれの女優さんの個性であり…
自分の若い体を利用して自由奔放に生きる嵯峨美智子。ある日、安アパートから見える夜の街の光に誘われて街に出ていく。知り合いのストリッパーのショーに立ち寄ると、「男は可愛い馬鹿野郎だよ」歌い、その女に群…
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