フランスの巨匠 エリック・ロメール監督作品
“フランス初のヒッピー映画”と称された「六つの教訓語」シリーズの第4作
世間知らずの女の子に振り回される男の理性と本音を皮肉たっぷりに描く
コレクションのように次々と男を引っかける自由奔放な主人公アイデ
そんな彼女をはじめは軽蔑していたくせに、みるみるうちに振り回されていく男たちの姿はなんとも滑稽であり可愛らしくもみえてくる
どう見ても客観的にはバカなんだけど、これが男なんですわ…😢笑
表面的には淡々としつつも、翻弄される人間模様をウィットに富んだ会話で繋ぎ、丁寧な心理描写を艶めかしいカメラワークで見事に捉えるネストール・アルメンドロスの撮影はやはり極上
とびきりの美人って訳じゃないけど、こういう女性が魅力的に見えるのはすごくわかる
ロメール初のカラー長編という事ですが、ファッションや小物の色使いもロメール全開で最高
それにしてもパトリック・ボーショーが若い頃のデニーロにそっくりだった
〈 Rotten Tomatoes 🍅80% 🍿85% 〉
〈 IMDb 7.5 / Metascore - / Letterboxd 3.8 〉
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