あ

コレクションする女のあのレビュー・感想・評価

コレクションする女(1967年製作の映画)
4.5
配給 コピアポアフィルム
エリック・ロメール監督特集上映
六つの教訓話
Bプログラム (同時上映『パリのナジャ』)

あああもうこれ大好き 最高
やっぱロメールだよ!!ロメールは最高だよ!!!1日1回しかやってないけどめちゃくちゃ人入ってるからもっと掛けてほしい
THEロメールな映画だった

ポーリーヌみたいなこんがり肌の焼けた女の子アイデ(彼女の全身を下から順にアップで撮っていくショットはもはや変態的)
ロメールはああいう子が好きなんだろうな..

アドリアンは勝手にフランス版アダム・ドライバーだ!と思って勝手に脳内でアダムに変換しながら観ていた 自分に自身持ってる気持ち悪いところやアイデに振り回されているところも含めて全てが愛おしいし普通にかっこいい わたしは大好き
スタイルが異常に良くて 足長すぎ 何頭身だよ
何を着ても服着てなくてもキメッキメなのが最高 それなのに女の子を落とせなくて躍起となっている姿などダサさの絶妙なバランスがすごく良い
電話しているアイデの目の前で自分の身体を見せるように頬をついて寝そべる姿 自分大好きかよ しかも全く相手にされていないのが最高

なんだかんだ言いながらアドリアン(と他の男性たち)がアイデに翻弄されていく様子は見ていて面白かった
思わせぶりな行動ばかりとる自由人アイデ恐ろしいよ

ロメールの作品で庭でダラダラみんなで恋愛談義とかとりとめもない話をしているシーンがとても好き
美と愛についての会話面白かったな
具体的な台詞は忘れたけど意外とロジックな部分もあって楽しい

終盤の働くことについての会話も2021年に観ても全く古く感じない

クソみたいなセクハラのおっさんは滅びろと常々思っているので終盤はすごくスッキリした あの花瓶どちらもかわいかったな

ロメールの映画ってみんな何してるのか不明な自由人みたいな人が多いし どの作品でも恋愛で振り回されているけど それが良くて バカンスの概念が日本にはないのでフランス特有の感覚みたいなのを持ってみるとさらに楽しめるんだろうな

一番面白かったのは砂かけられるシーン

これが初のカラー作品ということで アヴァンタイトルからカラーで撮れる喜びみたいなのが作品全体に溢れたカラフルな作品で とても好みだった
終わり方も最高

ほかのプログラムもコンプリートしたい
劇場でいろんな友だちにたくさん会えて映画館でたら夏の空みたいに晴れていたのがすごく良かった

庭でワイン飲みながら洒落たもの食べて裸足でダラダラおしゃべりしたい
あ