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さんかくのkyokoのレビュー・感想・評価

さんかく(2010年製作の映画)
4.0
二本立て@大森キネカ

これはこわいわー。怖くて面白い。これは「ヒメアノ~ル」を観たときの感覚に近い。
先に観た「ばしゃ馬さん~」ではあまり笑えなかったけど、こちらはゲラゲラ笑ってしまった。
もう百瀬が哀れ過ぎて……彼のイタ車もイタ過ぎて笑える。15歳って知っていた筈なのに忘れてるって(笑)心底バカだな~と思いつつ、ももちゃんの舌っ足らずなしゃべり方とグラマラスな体の組合せにどうにかなってしまうのは仕方ないか。
高岡蒼甫を観ることは今までほとんどなかったが、改めてうまい役者さんだと知った。
そして怖くて哀れな女をやらせたら田畑智子は抜群にうまい。さすが不法侵入はやりすぎでも、子供みたいに「嫌だ嫌だ」と泣いてすがったり、ドアノブになんかぶら下げるぐらいは、誰しも一度は経験あるのでは?(え、ない?)
ラストの朝日に照らされた佳代の笑顔はキレイで、それもまた怖くて切ない。
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