アルカトラズ島で複数の死体とダイヤモンドが見つかり、その調査を任されたFBI捜査官。現場で唯一生き残った赤髪の女性から事情を聞くが…。
事情聴取の名の下、ひたすら続く設定説明。しかも話すの下手だからいちいち要領を得ない。うろ覚えの夢の話を長々と聞かされるような苦痛体験。
あまりこーいう規模の映画に1.0付けたくないですが、これはダメ。例えばアクション。かっこいいとか迫力あるとか、そーいうの目指す気がないどころか、少しでも痛い・危ないことは絶対にしたくないという強い意思がありありと見て取れます。
半魚人みたいな見た目のエイリアンが、やる気ないヒーローショーのザコ敵ばりの緩慢な動きで人間を襲っていきますが、ここまで腰引けたアクションならさすがに無い方がマシ。にも関わらずストーリーが薄いので、何かとすぐ低調なアクションに逃げます。一事が万事、この調子。
どんなに演技が拙かろうが、画が安っぽかろうが、普通はもう少し努力や工夫の跡が見て取れそうなもの。それかせめて全然ダメだけどこいつら楽しそう!とかね。各部門が漏れなく、あからさまに手抜きして生まれた虚無の集合体。