冷戦時代のコンスピラシー系SFアクションスリラー。
ソ連からやってきたサイボーグ（？）のアイバンがアメリカで破壊行動を繰り返す。捕獲を依頼された元同僚の科学者ハートだったが、やがてアイバンとともにある陰謀に立ち向かう。。
固くなりがちなテーマながら、ジャック・レモンの息子クリス・レモンのキャラの軽快さもあって、レモンとロシア人サイボーグとのバディものな趣が楽しい映画になっている。
IMDbで2.8と低スコアなのはスピード感ゼロのアクションのせいか。冒頭、市民を銃撃するロシア軍からアイバンが母子を助ける場面の学芸会演技には目が点で、命中率ゼロの銃撃シーンにも失笑してしまうが、その緩さが癖になるから不思議。
アイバンはどうやって陰謀に気づいたのかとか、説明のないことが多かった気がするが、ストーリー理解に支障ないからいいか。
クリストファー・プラマーが嬉々として悪役を演じていた。
エンディングの歌は美人エージェントを演じたグレッチェン・ベッカーによるもの。
