「永遠の僕たち」に投稿された感想・レビュー

踊る猫
踊る猫の感想・レビュー
2017/02/19
4.1
加瀬亮氏が主人公をぶん殴る場面にハッとしたのでこの点数に。もう少し丁寧に登場人物の「死」との戯れや根底にある恐怖、恋人同士の触れ合い、等などディテールを掘り下げればより傑作になっただろうと惜しまれる反面、この淡々とした描き方こそガス・ヴァン・サントらしいとも言えるのだから難しい。『エレファント』が傑作だと思われたのは多分ガス・ヴァン・サント監督がやはり同じく「死」を「淡々と」、それこそ(イヤミな表現になるが)ある種の「お伽噺」みたいに描いているからであって、それと同様の「死」の扱い方が何処かアメリカ映画には似合わない(?)独特の味わいを持っているのだとも思われる。良く言えば上品で淡々とした、美しい映像美に満ちたお涙頂戴的ではない映画。悪く言えば何処か作り話めいた「ボーイ・ミーツ・ガール」的なお話。どちらを選ぶかは観衆に依るところが大きいだろう。やや不親切なところも惜しまれるが、これもまた仕方がないのか?
sleep
sleepの感想・レビュー
13時間
3.8
加瀬亮が印象的でした。
hamaco
hamacoの感想・レビュー
23時間
3.0
いくら気持ちが昂っても命迫る相手に傷付ける言葉言えないと思う。
しそ
しその感想・レビュー
1日
3.2

このレビューはネタバレを含みます

静かに、星の綺麗な夜中から、少しずつ観て
夕方、曇り空、3月だというのに肌寒い日に観終わりました。
エンドロールの静かなそして好きなピアノの音とアコースティックギターの音を聴きながらこれを書いています。

死の瞬間がクライマックスの物語は多いけれど、自分の生の終わりが見えている少女と主人公とは、死に対して現実感があってこそなのか(幽霊は見えるし)、死後の話を良い意味でのほほんとしていたのが印象的。


自分は、どんなに感情が高ぶっていても大切な人を傷つけるような言葉はぶつけたくないと思っています。
ケンカの仕方も、ああなる前に冷静に話し合うというケンカをしたい。まぁつまりそれはケンカではないけれど。話し合えるからこそ僕らは人間なんじゃなかったっけ?と。
この物語では「ごめん」で済んでいた部分が多かったけれど、
そこは、自分と主人公とは合わないようで、何だかやるせなく観ていました。
謝る前に違った事が出来ただろ、と。
怒る瞬間のそれは、全くその大切な人の事は目に見えておらず、「自分!」という怒りを力任せにぶつけるだけのようで。
せっかく一緒にいるんだから幸せにしたいじゃない。

ちょうど物語として色々あって、忘れた頃に鉄琴をあげるシーンも贈り物って幸せな事だなぁとしみじみ。大切な人には、大切な想いを込めて贈り物をしたいなぁと思います。

最後イーノックの「僕も思い出を話したい」には目頭が熱くなりました。

そして、幽霊が見えるという設定から勝手に、彼女の死後にも幽霊となって一悶着あるのでは、と考えていたところのエンディングだったので、世の中そううまくいかないんだなぁと思いました。苦笑
本編で取り憑く相手は選べないって言ってたものね。笑


しかし幽霊って殴ったり首絞めたり出来るんやねぇ…
幽霊と言えども、人間。傷つく言葉はあるし、ケンカもする。
何だかぶっ飛んだ設定だったけれど、楽しめました。
JohnnyDSugi
JohnnyDSugiの感想・レビュー
1日
3.6
90分前後の映画が最近は好きだ。
もちろん2時間前後の作品が多いし、3時間近い作品も見ることはある。
名作と呼ばれる作品は基本的に2時間近くある。
その中にはテーマに対して長すぎる映画もあるように思う。

今作は「死」がテーマで、特攻隊員の幽霊役の加瀬亮が出てきたりと、少し不思議な内容だ。
主人公の男女2人も死に対して不謹慎とも思える言動が多いが、それは2人が死に近い体験をしているからで、人の行動には必ず理由があるのだ。
2人の恋愛模様や幽霊との関係がおもしろいが、「死」が作品の中にずっとあるので、90分という長さはちょうど良かったと思う。

誰にでも出会いと別れがある。
ありふれた表現ではあるが事実だ。
その中には「もっと一緒にいたかった」と思うこともあれば、「さっさと別れればよかった」思うこともあるだろう。
どちらの結末になるかはわからないが、ある人と出会ってから別れるまでの時間はその2人にとってちょうどいい時間になっているのだろう。
haduki
hadukiの感想・レビュー
2日
5.0
死が迫るヒロインという構図に対してよくある安易なお涙頂戴にまとめていないところがとても良いです。
舞台はアメリカですが、映像の雰囲気はヨーロッパの香りが漂うところもグッド。映像も音楽も綺麗。

「三ヶ月あればなんでも出来る」というイーノックの言葉はアナベルにとって救われる一言だったのではと思います。
そしてそのアナベルのファッションが非常にキュート。二人でポテトを食べながら笑い合っているシーンが可愛くて微笑ましいです。

また、日本人キャラクター、日本人キャストが出ているとはいえ、外国人の監督が、”ナガサキ”についてセリフだけでさらっと終わらせるのではなく、シーンとして原爆の映像を差し込んだところを個人的には高く評価したい。

「お辞儀よりも握手の方がいい」と言っていたイーノックが、「お辞儀は相手への敬意を表す」と教えてくれたヒロシにお辞儀をするシーンや、終盤のヒロシの手紙も胸にぐっとくるものがあります。

軽薄なお涙頂戴でもなく、切なく悲しいだけのお話で終わらないのがすごく良かったです。イーノックの最後の表情に全てが詰まってる。
重さも悲しみもある、だけどあたたかさもある。
愛は辛い。でも愛は解放する。そんな作品だと思いました。
みら
みらの感想・レビュー
2日
5.0
公開当初はピンとこなかったんだけど、見直したらめちゃんこ傑作だった。以下感想。

出会い/別れのショットが繋がる感覚というか、イーノックがミアちゃんを見つけるショットから(ミアちゃんが振り返る前)、泣いてしまった。それがまた効いてくるのが最後のシークエンスでミアちゃんを思い出して笑う前のショットにも使われている(振り返って笑う)。これ泣くでしょ。序盤で2人でサッカー見てるシーン。斜め前からの切り返しで会話繋げるんだけど、ふとバックショットに移るとすごく「2人」って感じがして泣けた。
Joseph
Josephの感想・レビュー
2日
4.2
『なぜ貴方への愛を口にしなかったのか』
友人お勧めの一品。
良かったです!!!!
とてもお洒落で美しかった!
特に道路にチョークで自分を縁取って寝転ぶところは良かった!
同時にとても切なかった。
死に近づくアニーを支えるイーノックの姿。
ハロウィーンでのデート。
全ての時間が愛しかった。
そして、加瀬亮演じるヒロシがとても良かった!!!
ラストにはうるっときました。
観てよかったです!!
ユキ
ユキの感想・レビュー
3日
3.4
キャスティングの勝利。

日本人が洋画に出ているのってなんとなく違和感があって苦手なんですが、この加瀬亮はいいね。
ハチクロの真山くん以来の加瀬亮。頭部のシルエットが美しい。

ワシコウスカちゃんもベリーショート決まってるし、雰囲気の整った作品、音楽とかもいいね。
恋愛だけじゃない、大きな意味でのラブストーリーになっていたらもっとよかったかな。あと邦題がちと不満。

なんか最近こういう生死がテーマの映画ばかり観ているけど、たとえ自分の死生観と相容れなくても大事なメッセージは受けとることができるんだなあとしみじみ思う。
いくら変人と自認しててもしょせん自分も人の子だなと思える。

映画の力を借りて死をたまに自分にぐっと近づけて考えることも悪くない。
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