広島カップ

引き裂かれたカーテンの広島カップのレビュー・感想・評価

引き裂かれたカーテン(1966年製作の映画)
2.8
冒頭からかなりイチャイチャしていところを見せつけて来るカップル(ポール・ニューマンとジュリー・アンドリュース)。
二人は学術会議に出席するためにコペンハーゲンに向かっていましたが男の方が突然東側に亡命か?とおぼしき不可解な行動をとりはじめ謎解きサスペンスが始まりますが、そこからが終いまでイマイチ盛り上がりにかけます。

ポールもジュリーもヒッチコック作品に初登場ですがどうも持ち味を発揮できていないところにもどかしさを感じます。

自慢の拳を見せる場を与えられなかったポールはかろうじてレスリング風の闘いでフィジカルを披露しましたが、ジュリーの方はなんか普通のオバさんで終ってしまった感じです。
ヒッチコック作品では『知りすぎていた男』(1956)で主演のドリス・デイにちゃんと自慢の喉を披露する機会を与えているのに……何故歌を唄わせない?
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