引き裂かれたカーテンの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「引き裂かれたカーテン」に投稿された感想・評価

cinefils

cinefilsの感想・評価

3.3
ロバート・バークス、ジョージ・トマシニ、バーナード・ハーマンというスタッフたちがヒッチコック作品にとっていかに重要だったのかを逆説的に証明している作品。カラーは何となく冴えないし、音楽も今ひとつサスペンス風味がない。

ポール・ニューマンの演技も、ただ立っているだけのケイリー・グラントやジミー・スチュワートがいかに偉大だったかを証明している。思い入れたっぷりの芝居が画面を重くしていてテンポが今ひとつ。また、この演技により、何か裏に思いを秘めているということがまるわかりなので、前半部分のジュリー・アンドリュースが疑いを持つところがかえって滑稽になってしまい、見るものをいらつかせてしまっている。

美術館や農家での殺人シーンはさすがという感じたけれども。

まったく関係ないが、主人公達を目ざとく見つけるバレリーナの件、赤狩り時代に撮影現場で「アカ」を血眼になって見つけようとした俳優たち(たとえばジンジャー・ロジャースとか)を想起させた。
pier

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3.0
珍しく冷戦がテーマ。
ただ社会派ではなく、基本は個人に焦点を当てた物語。
ポール・ニューマンではヒッチコックの世界観は出せないと思う。
riekon

riekonの感想・評価

3.0
そんなにハラハラしなかったけどなかなか楽しめました。
階段で転ばせたり3人で自転車やバスケットなど面白いよね。
歌わないJ.アンドリュースを観たのは初めてかも。いいですね。
ヒッチコックも見つけましたよ〜。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.0
2010/2/27鑑賞(鑑賞メーターより転載)
先が全く見えないミステリーではなく目的および最後どうなれば成功かが明示されているストーリーなので、ヒッチコックもいつもとは違うスリルやテンポの良さに力点を移した感がある。東西冷戦下で秘密をつかみ逃げ回るというには若干呑気な気はするが、後続のバスが徐々に迫る焦燥感とか、手伝ってくれる女性の使えなさからくるイライラとかの「嫌な気分」を使いながら最後まで緊張感を引っ張るあたりは巧いなあと思う。どうも全般の評価はあまり高くないようだが、ヒッチコックだからという先入観を外せば十分楽しめると思うが...
確実にセーラなのになぜかサラと訳すのが日本。
なにが怖いってあのおばさんダンサーの顔が怖かった。
序盤の飛行機が到着して記者会見まではなかなか期待できそうな
映画だったのに、そこから先はやっぱり60年代。
kurara

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4.0
ヒッチコック×ポールニューマン×ジュリーアンドリュースという神様たちの集い✨
劇場からの逃亡シーン、サウンドオブミュージックへのオマージュかな?笑
ウザキャラのプリマドンナと、何故か後半で主演級に空気かっさらっていっちゃう情緒不安定なポーランド人のおばさんが好き。
冷戦ものだけど、ヒッチコックなのでその辺の政情にはまったく興味のない作り。変則的なスパイものでありながら、スパイ本人ではなくその側にいる人間の視点から始まるというのもヒッチコックらしい。
ブルー

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3.8
クライマックスの集団心理をついた脱出劇が秀逸だった。小学生の頃、観たので色々、感心した記憶がある。
ポール・ニューマンがヒッチコック映画に出演した作品です。

しかもヒッチコック版のスパイ映画は、鉄のカーテンをテーマにして、ポール・ニューマンが演じる主人公も諜報員ではなく物理学者という変化球のスパイ映画です。


かなり行き当たりばったりな行動はヒッチコックにしては粗いストーリーではありますが、ポール・ニューマンが帳消しにするくらいカッコいいです。
ポールニューマンが役柄に致命的に合っていないことを除けば、見どころもそれなりに多いし、いま一つ過小評価されてる気が。