ジョゼ・モジカ・マリンス監督作品。
ジョゼ・モジカ・マリンス演じるコフィン・ジョーは、自分の血統を残すために、子どもを産めない妻を殺し、親友の恋人を奪おうとするが・・・という話。
初期のブラジリアン・ホラー。
黒のシルクハットとマントを羽織ったジョーのキャラの濃さが肝。ドラキュラ伯爵みたいな格好をしながら、口髭を蓄えたりしてブラジル的に味付けされた存在。ジョーはサディストという設定で、好き放題周りを蹂躙していく。振り回すムチの「モヒモヒ!」という音がいい。
内容はゴシック・ホラー的であれど、血が出る描写や肉体損壊描写、死体にウジ虫がわいてたりする等、エクスプロイテーション的な要素も盛り込まれている。
「今日は肉を食うぞ!たとえ人間の肉だろうとな!」という台詞が面白くて好き。