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ローゼンシュトラッセのMcQのレビュー・感想・評価

ローゼンシュトラッセ(2003年製作の映画)
3.6
ユダヤ人大量虐殺の裏側で、ユダヤ人を愛する〝ドイツ人〟がベルリン・ローゼンシュトラッセに集結した!

これが1943年に起きた〝ローゼンシュトラッセ・プロテスト事件〟となるのだが、この物語が語られるのは現在(恐らく90年代?)の事である。母からドイツ人男性との結婚を猛反対された上、その理由について一切答えない事に痺れを切らした主人公は、この〝秘密〟を暴くべく、母を良く知るであろう〝ある女性〟の口を開かせるのだった、、

この〝ローゼンシュトラッセ・プロテスト事件〟なる存在については本作を観るまで知らなかったが、これまで映画で描かれる事も無かったんではなかろうか。このドイツ人の視点は中々貴重だと思った。

しかしながらドイツ人目線だからこそなのか、ナチスが〝らしくない〟のが少々気になるところである。又、母が口を閉ざした理由が明らかになっても、そうかそうかと頷けるものではなかった。

そして美少女(過去)と老女(現在)のギャップが一番気になった。どうでも良い部分かも知れないけど個人的には、そこ重要!
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