このレビューはネタバレを含みます
伝説のポケモンというより“人の心”に焦点を当てた話。なので、どちらかというと大人向けのポケモン映画なのかもしれない。
エンテイ(ポケモン)が子供の父親になる、というまさかの展開から始まり。
なんと伝説のポケモンであろうお方が子守りをしているではないですか。
獅子のビジュアルに反して子供をあやしたり、過保護だったり、大変な子煩悩っぷりに愛おしさを感じずにはいられない。
物語中でエンテイが吼えながら放つ台詞
「たとえ間違いでも––––私はミー(子供)の願いを叶えたい!」
は鳥肌モノ。
エゴたっぷりな台詞だけど大人になった今となってはジーンと来る。
そして子供とエンテイが共鳴するように、建物に棘が生えていくシーンもくるものがある。
バトルシーンとかは退屈に感じられるかもしれないが私は好き。
【ポケモンゲームユーザーのお節介な意見】
伝説のポケモン様にワニノコ()とヒノアラシ()を繰り出すサトシの相変わらずな無謀さには跳び蹴りをお見舞いしてやりたい。