ゆんぶりっく

デビッド・クローネンバーグのシーバースのゆんぶりっくのレビュー・感想・評価

3.4
厚化粧をしたババァに掴みかかられ「愛に飢えているの!」と襲われる、想像しただけで震え上がる最怖ホラーな一本!
寄生虫に感染すると催淫効果により誰彼構わず誘惑し始めるという「それなんてエロゲ?」なシナリオは元はポルノ用脚本だったようで。
て言うか似たような薄い本見たことある気がしますもん!

そんなわけで、とある島にある高級マンション内で感染が拡大。
医師である主人公が感染者に襲われるわけですが、古き良き時代特有のモタモタドタバタした緊迫感の薄いアクションはやはり味があって良いですねぇ!
必死に助けようとしていた奥さんが感染してると分かるや否やノータイムで顔面に拳を叩きつける主人公の無慈悲さには笑いました。
キチンと血みどろシーンのクオリティは高いのも良かった!

プールで艶かしく泳ぐ半裸美女やら目の保養シーンもありますし、マンション住人内に次第に感染が広がっていくプロセスがちゃんと描かれているのが好印象です。

後半は髭面の男やら老夫婦やらそれこそ老若男女が襲ってくるので、もし自分が作中の世界で感染するにしても「せめて美女から感染させてくれー!!」と思うであろう一本でした。
ゆんぶりっく

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