Tyga

ガートルード/ゲアトルーズのTygaのレビュー・感想・評価

4.2
愛していると言ったその瞬間、相手に気持ちが通じた瞬間から、愛は次第に自分から離れていく。
相手に愛は決して届かず雲散霧消とまではいかないが、どこかに消えて取り止めがない。
ならば、心の中で心地よい距離で「愛しているかもしれない」と思い続けながら、人生を全うしようではないか。

目線がとにかく交わらない。
ところどころ、その目線はどこを指しているの?という場面が。

これが遺作ということは、もしかしたらドライヤーも愛に対して沈黙していたのか。
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