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ヴィヴィアン・ウエストウッドのmamのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

30分と短いけどヴィヴィアンのドキュメンタリーの中でぶっちぎりに好き!
90年代のまだ若い短髪でシルバーヘアのカッコいいヴィヴィアンは、創造性に満ち溢れ、静かな中にも芯のある情熱を秘めている。(後年のようなパワフルさは薄くむしろ柔和な印象)

さりげなく置かれたオーブのデスクランプが素敵すぎて釘付けに♡

個人的に思うヴィヴィアンが一番輝いてた時代のコレクションも楽しめるし、宝物だったロッキンホースの思い出も蘇り、うっとり。

マルコムやピストルズについての語りも少し(うれしい)
60年代当時からオシャレ界隈だったキングスロードに、マルコムと中古レコードと服を置きはじめ、1971年に50sテッズを意識したLet it Rockをオープン。その後コンセプトとともに幾度も店名を変更。ロッカーの為のToo Fast to Live, Too Young to Die、ラバーやSMスタイルのSEX、ピストルズに着せたSeditionaries、逆さまわりの大きな時計がアイコンとなる海賊を意識したWorlds end。

まだ活気の残る90年代のキングスロードを見てみたかったな。(2013年のWorlds end周辺は閑散としてたから)

美術教師を目指した事もある芸術を愛するヴィヴィアン。この時の服もルーベンス絵画の帽子からインスパイアされたとの事。

好きな時代に生まれる事ができたら18世紀のフランスにと。その時代がファッションも人物も自由でエキセントリックだからと。ヴィヴィアンらしく微笑ましかった。

ピストルズの音楽も沢山流れて気分もあがるしエンドロールでのマイウェイにはぴゅんっと昔の気持ちに戻ってめちゃジンときた~!

ユーロスペース アートドキュメンタリー
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