あーぁ

デス・クリーチャー/殺戮変異体のあーぁのレビュー・感想・評価

3.2
ヘッポコクリーチャーここに完結!

イソップ計画により産まれた殺戮クリーチャーとその双子の遺伝子を持つワンコとの攻防を描いたD.Rクーンツ原作のウォッチャーズシリーズの最終作。

前作の正当な続編となっているもののキャストは総入れ替えされ、ジャングルの真ん中でドンパチするというストーリーの中身の無さ、最早邦題までウォッチャーズの面影が消え失せ完全にモンスター映画として昇華されたポンコツ続編。


前作で悲しきモンスターさんを名犬アインシュタインと共にぶち殺した主人公は政府の陰謀により軍警察に御用になり早速豚箱行き。

しかし軍警察から釈放を条件にジャングルの奥地に逃走した軍の機密兵器の回収を任される。

刑務所に収監されている利き腕のならず者達を率いて任務を遂行するのだが、その機密兵器こそ人間以上の知能を持ったレトリーバー犬アインシュタインとそれを追跡する殺戮変異体デスクリーチャーさんだったのだ!

任務の実体は価値のない人間をデスクリーチャーさんの力量を測るためのモルモットにする極秘実地研究だったからさぁてーへん。

果たして名犬アインシュタインと共にこのジャングルから脱出出来るのか!?


ジャングルにポンコツ特殊部隊とモンスターというもう何処をどう見ても出来の悪いプレデターにしか見えないヘッポコクリーチャーとなってしまったウォッチャーズシリーズですがワンコが可愛いくらいしかまぢに見所ねぇ!

鬱蒼とした密林に手入れされた毛並みフサフサなワンコとかどう考えてもおかしいのに空気みたいに扱って案の定追いかけてきたクリーチャーさんにチマツーリにされる撒き餌供。

しかもこいつら本当に特殊部隊?と思うほどヘッポコで味方同士で相打ちしてない?

そしてジャケにもなっとるクリーチャーさんはというと前作、前々作に比べ圧倒的にチープさが増し、醍醐味であった目ん玉くり抜きも無し。ぬいぐるみと戯れも無しと首刈るくらいしか特に目立った強さも無い。

色々なものをパクっておきながらめさめさ雑なポンコツ最終章で導線が赤と青の二本しかない時限爆弾とか久々に見たわ〜

しかもワンコが吠えて間一髪!青の導線を切ったけどタイマー0になっとるやないか!笑

製作総指揮は今回も相変わらずロジャー・コーマンだけどコーマンに目をつけられたばっかりに全く原作とは関係ないコマンドー映画になりD.Rクーンツもさぞ驚いた事でしょうなぁ
あーぁ

あーぁ