エリオット

偽れる盛装のエリオットのレビュー・感想・評価

偽れる盛装(1951年製作の映画)
4.2
京都の宮川町を舞台に花街の古いしきたりに対しそれぞれ異なる形で反抗する姉妹の物語

妹(久我美子)は芸妓にはならず自己の恋愛を成就することにより、対する姉(京マチコ)は敢えて女を武器に芸妓の世界でのし上がっていくことによって戦後の価値が転換していく時代を生きていく、こういうのは脚本の新藤兼人が得意なところか

この作品の京マチコは強いだけでなく妹や後輩の芸妓を思いやる心優しきところもあるヒロインで無敵感がすごい

昭和26年当時の京都の街並みが見れるだけでもとても貴重

「京マチ子映画祭」にて
エリオット

エリオット