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フィラデルフィア物語のsatchanのレビュー・感想・評価

フィラデルフィア物語(1940年製作の映画)
2.0
アカデミー脚本賞と主演男優賞(ジェームズ・スチュワート)受賞した1940年の作品。『シャレード』のケーリー・グラントとキャサリーン・ヘップバーンが出演しています。『アビエイター』のハワード・ヒューズとの仲を噂されていたキャサリーン・ヘップバーンって、この人だったんですね。

キャサリン・ヘップバーンが演じる上流階級の令嬢トレイシーは、随分と自由奔放な生き方をしている女性。ジョージとの再婚間近の時に、記者コナー(ジェームズ・スチュワート)とイチャつき、再婚をふいにしてしまいます。なのに、破談になった結婚式会場で、離婚したデクスター(ケーリー・グラント)と結婚式をあげてハッピーエンドという不思議な流れ。昔ながらの映画らしい映画。三人の男が翻弄されていて、何なんだ!と思いましたが、原作者フィリップ・バリーの友人の結婚相手がモデルになっているというのですから、似たような人が実在したのかもしれません。よく言えば、トレイシーが3人を欺いた結果、真の愛を見つけたということかな?

話の流れや展開は、昔の映画らしく、唐突な気がしました。立派なマンション以外の場所に、場面が切り替わることがほとんどなく、それも昔っぽい。南米の話は、話だけに終わり、当時は撮影にまでは行かなかったんでしょうね。作中に出てくる 80年前の電話、車、調度品、家の内装、服装、興味深かったです。また、登場人物の会話も不思議と感じることが多々あったかも。階級の違いがあって使用人がいたり、客人を男が出迎えることが重要?だったり、当時の生活の様子を垣間見ることができました。登場人物の職業も、現代映画とは違う感じ。作家を支えるパトロン、石炭会社の重役、社交界や舞踏会等、プチ歴史勉強になりました。