B姐さん

裸のチェロのB姐さんのレビュー・感想・評価

裸のチェロ(1974年製作の映画)
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あーこりゃaonisaiさんの言うとおり谷崎の『鍵』です。
神代版『鍵』がコメディだったように、これもセクシャリティを完全にコメディとして描いてる(しかも製作が同じ1974年)。

ラウラ・アントネッリって言えば童貞映画の金字塔『青い体験』の家政婦さん役のひとだが、メイクのせいか1年後に作られた本作の方が若々しい。ルックスも可愛いが声も可愛い。

パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ(ながい)って監督全く知らなかったが、ヴィスコンティの脚本(『若者のすべて』『山猫』)とか書いてるのに自分の監督作品は『女性上位時代』とか『ヒッチハイク』とか『類猿人ビンゴ・ボンゴ』とか。ルッジェロ・デオダート(『食人族』)の略歴を知った時も思ったが、イタリア映画はいろんな意味で、深い。

GYAO!(9/21/2015)

・しかしこの邦題は意味不明。チェロは元々「裸」だろ。
 いや、言いたいことはわかる。でもこのジャケットでは
「裸でチェロ」だ。
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