とぽとぽ

ウォーク・ハード ロックへの階段のとぽとぽのレビュー・感想・評価

3.5
ベスト・オブ・相棒役ジョン・C・ライリーのべらぼうに素晴らしい歌声を聞いたことがないだって? 彼のために当て書きされて作られたようなキャラクター = デューイには人生を振り返る時間が必要だ。ロックの誘惑を体現する美しい(?)旅路、自分自身を愛し他者を慈しもう。そんな風に色んなミュージシャン/アーティストの逸話や要素を詰め込んだ音楽パロディ。いきなりレコード会社の重役はユダヤ人で歌う曲は黒人、そしてエルヴィス・プレスリー役にはジャック・ホワイト。個人的に好きだったのは『ドント・ルック・バック』期のディランからのインドに行って遭遇するある意味豪華ビートルズ。ポール・マッカートニーにジャックブラック、ジョン・レノンにポール・ラッド、ジョージ・ハリソンジャスティン・ロング、リンゴ・スターにジェイソン・シュワルツマン。そして亡くなったというより主人公がナタで真っ二つにして殺した兄ネイトの霊役にはジョナ・ヒル。インタビュアー役にはジェーン・リンチ。そして、またしてもユダヤ人役にはサイモン・ヘルバーグ。パール・ジャムのエディ・ヴェダーも出てくる。おまけにスターウォーズのフォースゴーストまで? 脚本ジャド・アパトー&ジェイク・カスダンそりゃ外れないしカメオ出演も豪華なわけだ。笑った。

勝手に関連作『スパイナル・タップ』『ウォーク・ハード』『ロケットマン』『俺たちポップスター』『ジャージー・ボーイズ』
エロく踊りたい "Guilty as charged?" "What a beautiful ride?" 1936-2007
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