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GOAL!3 STEP 3 ワールドカップの友情のmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.0
《スポーツの映画》、Vol.26。サッカー⑤。

2までは過去に観たことあったけど、3は初めてだった。
そういう意味ではちゃんと“ゴール!”した。

まさかのサンティアゴ、前線から一歩退いて俯瞰した出演に。
その代わりに同じレアルマドリードの仲間でイングランド代表に選ばれた2人に焦点を当てた作品に。

これまで以上に感傷的でドラマチックな展開。
昔、スゴい好きで読んでたコミック『シュート!』の久保の件に近い展開だなと思って観てた。

年齢的にもそんなに余裕がない選手たち。
とは言え第一線の代表選手に選ばれれば、それなりの待遇がそこに待ってる。
その待遇が待ってる代わりに期待されるものも第一線の選手にしかわからないプレッシャー。

選手1人1人にそこまで辿り着けたドラマがある。
誰1人として楽して勝ち獲れた者はいない。
それがA代表。

今回は2006年のドイツW杯に焦点を当て、その2人が滑り込みで選ばれたイングランド代表の物語。
コロンビア国籍のサンティアゴ、そうなるとちょっと難しい、、、という判断になっちゃったのかな。

今回も演技として出演がないけど、プレーで見せる見せるマジのプロ選手たち。一部、マジのドイツW杯の映像とかゴールシーンを使ってる。

ベッカム、ジェラード、ルーニー、Aコール。
イングランド代表、もはや役者に演じれないレベルのプレー。

W杯の模様、なので、ちょいちょい当時のゴールシーンに萌える。
その他、ファンニステルローイ、アンリ、Cロナウド、、、、もうサッカー番組か。
サポーター的な熱が沸々と込み上げてくる。

イングランド代表の試合とは裏腹に、この2人の様々なバックボーンのドラマがもはやサッカー関係なしにドラマチック。

なので、『GOAL!』シリーズから少し逸脱してるのが評価が低い理由なんだと思う。

でも、この2人の友情。サンティアゴを交えた3人のかけがえのない関係があったからこそ。
ここまでやり続けられたのだと思えば、サッカー選手の前に1人の人間として、苦難や葛藤があり、超えるべきハードルがある。

それをドラマ仕立てでしっかり描く。
ある意味、このシリーズで1番ドラマチックな作品。
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