ジニョク

プロスペローの本のジニョクのレビュー・感想・評価

プロスペローの本(1991年製作の映画)
4.1
ピーター・グリーナウェイ2作目☆

毒舌ゴルゴ様(←怒られるw)に教えてもらいの鑑賞〜♪

シェイクスピアの戯曲『テンペスト』が題材と聞いていたので「いきなりこれを観てもさっぱり分からんだろう」と、まずは『テンペスト』のあらすじを予習♪

予習しといて良かった。
ストーリーは『テンペスト』そのもの。
しかし、これはなんなんだ!
台詞が全く頭に入って来ない〜っ!
右から左ってこおゆう事かと実感。
投げ出さなかったのは、あまりに美しい映像のせい。

プロスペローじいさんの長い長い呪文のような台詞はそこそこにして、絵画を見るように映像を眺めるのが正しい見方なのではないかと本気で思いました。
神話のようなこの世のモノではない美しさ。

ところで、こんなにおびただしい本数の男性器を目にしたのは初めてです。
全裸の彫刻の男性器を見た時に全くいやらしさを感じないように、彼らのソレを見ても何も感じず 笑
やっぱこれ、芸術なんだなぁ〜。

全く入って来ない台詞の中でただひとつ書き留めました。

“我々は夢と同じもので作られている
ささやかな一生を閉じるのは眠りだ”
ジニョク

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