犬好き

グレイティストの犬好きのレビュー・感想・評価

グレイティスト(2009年製作の映画)
3.6
ピアース・ブロスナンの演技に見入った映画

あいにく多くの批評家たちに不評だった映画(特にNYT)だが、個人的には心打たれた。親が子を思う気持ちを、とても控えめな脚本が上手く表現している。派手さはないからアメリカではウケなかったのかも、と勘繰ってしまう

冒頭の車中シーン、長男を失い、この世に残された残りの家族3人(両親と次男)が、車の後部座席に座って、無言で葬式から帰宅するシーン。ピアース・ブロスナンが表情だけでいろいろ語りかけてくる。このシーンは無言の力を教えてくれる

それ以降も彼の素晴らしい演技が光っている作品。脚本がドラマティックでないため、演技も抑制的であるが、日本人には比較的訴えてくるシーンが多い気がする

ただ、タイトルは戴けない。これでは意味が分からない…
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