身勝手で3000本安打うってすぐ引退したメジャーリーガー。7年後、記録間違いで2997本しかヒットを打ってないことが分かり、3000本安打の為に49才で現役復帰する。
身勝手で傲慢な元スーパースターが献身的な姿勢を身に付けそれを後輩達にも伝えていくというベタすぎるほどにベタなストーリーなのだが、この映画がいいのは”チームに貢献する”行為が打てないけどピッチャーの癖を見つけるとか守りがうまくないけど隠し球でアウトにするとか野球通っぽいのだ。際どい判定には本人じゃなくて監督が猛抗議して退場になって士気を上げるとかね。ニヤリとしてしまう。
ラストは映画が始まった瞬間に誰もが予想するであろうオチなんだけど、まぁそういうのも含めてこれをつくった人達は本当に野球が好きなんだなぁというのが伝わってくるいい映画。