はまりゅうお気に入りというかゴリゴリに影響を受けまくったクローズアップしかりグレミヨン演出に舌を巻く。ドキュメントと幻視的世界観の詩的リアリズムの融合。「浮気はしない、本気だ」という台詞の嘘臭さに隠された真意を果たして読めるか?と試されているようでグレミヨンはタチが悪い。ポールヴェッキアリの映画作家ランキングで10位がルノワールなのに対してグレミヨンが1位なことは必然、ルノワールの良さが未だに1ミリもわからん。ちなみに脚本にカイヤットおるけど彼の脚色はボツってプレヴェールの台詞回しが採用されたらしい。