皿鉢小鉢てんりしんり

不思議の国のアリスの皿鉢小鉢てんりしんりのレビュー・感想・評価

不思議の国のアリス(1933年製作の映画)
3.3
77分で”鏡の国“の方のエピソードもがっつり詰め込んだアリス映画。美術の色んな意味でのヤバさは見ものだが、主体は割と会話のナンセンスさに寄ってて、映画的なアイデアはあんまり感じられない……
それでもクライマックスのぶっ飛んだ宴会シーンはかなり楽しい。出された料理に挨拶しろと言われ、アリスが挨拶すると皿に載った料理が目玉がついて喋り出す、ナイフで切り分けようとすると、挨拶した相手を切り付けるのか、と抵抗され、次の料理へ。今度はちゃんと食べたいから挨拶しないで、と懇願するアリスに、向こうから容赦なく挨拶してくる料理……