すぽんてぃにあす

マイネーム・イズ・ハーンのすぽんてぃにあすのネタバレレビュー・内容・結末

マイネーム・イズ・ハーン(2010年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

アスペルガー症候群を患う主人公を軸としたラブストーリーかなと思っていた。
しかし違う、そんな安易な物語ではなかった。

シャー・ルク・カーンが自閉症の役なんて珍しいなと思いつつ、美人のヒロインが登場してしまうと安直な発想しかできなかった己が情けない。
こんな大作ヒューマンドラマ、インド映画だからこそできるのだろう。
「きっと、うまくいく」以来の尋常ではない感動の涙を流してしまった。

宗教、信仰、あまり得意ではない分野が大きく絡んでいたけど、それこそが物語の始まりと終わりであると考えると、目を背けずにはいられない素晴らしいテーマになっていました。
関わる人を幸せにしてくれたり、勇気を与えてくれたり、人間ドラマの醍醐味がたっぷり詰まった内容に大満足です。

後半の展開こそツッコミたくなる描写もありますが、考え方次第ではユニークな笑いにしてしまうこともできますね。
「お前誰やねんっ!」って言わずにはいられない瞬間も。