広島カップ

インシディアスの広島カップのレビュー・感想・評価

インシディアス(2010年製作の映画)
3.8
猫は家に付き犬は人に付きますが、悪霊はどっちに憑くのでしょうか?

最初新しく引っ越した"家"にそれが憑いていると思った三人の子供連れのファミリー。また引っ越しすれば問題ないだろうと踏んで他所へ越しましたが奴らは付いて来てしまい、旦那は「ついてないゼ」と舌打ちます(最後のは嘘)。

私、一家の家長としての立場で申し上げればこれは辛い話、同情します。
子沢山で養育費がかかる上に一番上の子の医療費も加算され、加えて二度の引っ越し代と悪霊を追っ払うため雇った三人の人件費。
残業代でなんとかしようと遅くまで頑張って仕事をしていると「私がこんなに怖い思いしてるのに何で早く帰って来ないのよ」と妻にブチブチ言われる始末。
旦那よ頑張れ!と観ていたのですが…

そんな生活者目線の感想なんかどうでもよいですが、それにしてもジェームズ・ワン監督安定の怖さでした。
『死霊館』(2013)なんかでもそうでしたがワンは"家"を撮るのにこだわりがあるのか非常に上手い。何かが潜んでいる家の表現が素晴らしい。
カメラ(ジョン・R・レオネッティ)と音楽(ジョセフ・ビシャラ)が特に良くて二人共に死霊館でワンと仕事をしています。
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