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アンドリューNDR114のbackpackerのレビュー・感想・評価

アンドリューNDR114(1999年製作の映画)
3.0
SFの巨人アイザック・アシモフ原作、コメディの巨人ロビン・ウィリアムズ主演、ロボットの持つ人間性に焦点を当てた、心温まる物語です。

マーティン家にやってきた最新型ロボット、NDR114。幼い次女アマンダがアンドロイドを聞き間違えアンドリューと呼んだことから、パパは彼をアンドリューと名付ける。
ロボットに嫌悪感を示す長女グレースは、アンドリューに2階から飛び降りさせたが、パパはそれを知り怒り心頭、以後アンドリューを家族の一員と宣言する。
その後、浜辺で起きたとある事故から、アンドリューは他のロボットにない個性があるということに気づいたパパは、彼に多くの教育を施すことにし……。


アンドリューは機械なので、人間のように老いていきません。その為、ストーリーは驚くほどハイスピードで展開していきます。
瞬く間に数十年月日が流れて、アンドリューも着々と変わっていき、人間性も着実に成長していきます。
まさしく進化。自由を求めたり、権利平等を勝ち取ろうと戦ったり、どんどん人間性を強くするアンドリュー。
彼の最後の望み「ロボットとして称賛されるより、人間として認められたい」、ロボットの所を置き換えれば、多くの方に当てはまりそうは言葉ですね。

彼の苦悩と全てをかけるひたむきさ、その力強く人間味溢れる姿の中に、信念の力を感じる映画でした。
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