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アンドリューNDR114のrobのレビュー・感想・評価

アンドリューNDR114(1999年製作の映画)
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2014/03/19
アンドリューNDR114というお手伝いアンドロイドが、自由を欲し、自我に目覚めていくSF作品。ロビン・ウィリアムズの演技が良かった。表情や感情が乏しいアンドロイドを体全体で上手く表現していたと思う。200年かけて「人間とは何か」に気付き、自身の定義を壊してまでも、大切な人と限られた時間の中で生きることを決断した。「劣化」ではなく「老い」を、「故障」ではなく「死」を選んだ彼は間違いなく人間なのだろう。人間にとっては退化に見えるそれも、彼の中では進化以外の何者でもない。価値観とは難しいものですね。
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