凛太朗

アンドリューNDR114の凛太朗のレビュー・感想・評価

アンドリューNDR114(1999年製作の映画)
4.1
ロボットなのに自我が芽生え感情を持ってしまったアンドリュー。
ロボットであるが故に寿命で死ぬということがなく、愛するものは皆んな自分より先に逝ってしまう。

劇中、議会で
「不死であることは人の羨望を招き争いが生まれる」
的なことを議長が話しておられました。
実際問題、もしも不老不死になれる薬があったら、それが幾らしても欲しいって人もいるんでしょうけど、私は絶対に嫌です。
自分の大切な人達が、どんどん先にこの世から居なくなってしまうという孤独に耐えられなくなると思う。

全体的に儚くも非常に美しい映画ですが、特にこんなに美しく『死』というものを描いた作品もあまりないと思います。
生きることと死ぬこと、人間とは何か?更に、テクノロジーの進化によりコンピューターやAIなどが飛躍的に進化してきているこの時代、機械とはどういうものでどういうことが起こり得る可能性があるのか?その機械と共存して生きるとはどういうことなのか?人権、尊厳等々、色々考えさせられる映画なんじゃないかなと思います。

ロビン・ウィリアムズのアンドロイドという人間とロボットの間の非常に微妙な演技も素晴らしいし、ジェームズ・ホナーによる音楽も美しいですね。
あとエンベス・デイヴィッツ、そりゃアンドリューも恋するわ。