二兵

大怪獣モノの二兵のレビュー・感想・評価

大怪獣モノ(2016年製作の映画)
3.5
河崎実監督作品初体験。

巨大化したプロレスラーと怪獣が戦うという、『フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン』オマージュというか、かなりコウトウムケイな話だが、至る所に特撮ファンならばニヤリとする小ネタや時事ネタが盛り込まれている。

更に、真夏竜さんや堀田眞三さんら、ベテランの特撮出演者を大勢キャスティングしており、何というか、良くも悪くもハッチャケ過ぎている。

全体的にB級で、勿論ワザとやっているのだろうが、チープな場面も多い。怪獣に人が喰われる所なんて、人形なのが丸わかりだしね(笑)。

真夏竜さんにあんな格好をさせた辺りでドン引きしてしまい、イケメン研究員が全く顔の違うプロレスラー飯伏氏に変貌したところで、正直観るのを止めようかと思ったが、結局最後まで観てしまった…。しかし、あのオチは幾らなんでも予測不可能だろう(笑)。

河崎実監督作品は、楽しめる人は凄く楽しめるが、そうでない人は、不快感しか残らない、好き嫌いのはっきり分かれる作風だと、この一作を観る限りでは、思う…僕は、前者寄りだが、後者の人の気持ちも良く分かる。
特撮ファンよりも、寧ろプロレスファンの方が楽しめるかもしれない。

ベッド・インの主題歌がメタリックで、意外に?良かった!
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