ひげしゃちょー

ベルイマン監督の 恥のひげしゃちょーのレビュー・感想・評価

ベルイマン監督の 恥(1966年製作の映画)
4.2
恥というタイトルからして人間の生業の物語かと思ったが戦時中における夢も希望もお金もない極限状態の夫婦の話だった。 だんだん剥き出しになっていく人間の本性が観ていて面白い。 「根性なし」と罵られてた旦那が市長の金を盗んで市長を殺したことをきっかけにどんどん野生的になっていく様子が絶望的。 人間なんて何らかのきっかけさえあれば狂ってしまうんだなと感じた。