20世紀最大のスウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマン監督。
『仮面/ペルソナ』『狼の時間』と同様に、「人格の崩壊」をテーマに描かれた今作は、その2作品と比べて格段にスケールアップしている。
ベ…
若い夫婦が暮らす離れ小島で突如戦闘は始まる。爆撃音が響き、内紛状態の中、崩壊して行く人間性、夫婦の関係が描かれている。
恥についてあれかこれか考えを巡らせながら観た。観終わってみると、あれもこれもだ…
ベルイマンの創り出すひたすらに美しい悪夢。内容になんとなく「炎628」を感じたのだが、アプローチとしては逆であろう。視覚的ではなく精神的な地獄。他人の悪夢を覗いているような閉塞感がえげつない。個人的…
>>続きを読む終始救いようのない内容で、観ていて辛かったです。あの手この手で観る者の心をえぐってきます。
「戦争」というのが一つのテーマにはなっていますが、話の本筋は説教くさい反戦だとか、平和だとかそういうもので…
明日の朝、突然戦争が始まったらどうしますか?って尋ねると、我が国なら笑われるかなぁ〜
孤島での二人暮らし、穏やかな朝の場面から一変して戦争(内戦)が始まる。
戦争とは殺し合い、人をたくさん殺し…
テーマは素直に戦争の悲惨さ。
物理的な恐ろしさは勿論だけれど、何より怖いのは自尊心や自我の崩壊だということ。
全体を通して悲しい作品ではあるけれど、釣り人の友人に会うシーンやオルゴールを聴いて待って…
変わらぬ冷たさのようなものを感じるが、観ていて「炎628」を思い出した。
何作か観てきたベルイマン作品に共通していたのは宗教や愛や憎悪、ベルイマンの死生観だったがこの作品は少し毛色が違うように感じた…
今年みた中で最高の映画です。ベルイマン監督は死生観や宗教的な表現が多く、難解で苦手な監督の1人だったんですが、この映画が1番好きです。内容もわかりやすく、何より美しいです。戦争がテーマなのでストーリ…
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