horahuki

アタック・オブ・ザ・キラートマトのhorahukiのレビュー・感想・評価

2.0
政府の実験で巨大化したトマトが人を襲うコメディ。

う〜ん…これは酷い…。
Z級映画といえば…で必ずと言っていいほど名前が挙がるレジェンド級なアホ映画。ここまで集中できなかった映画は初めてかも。展開に全く興味が持てないし、シュールな笑いもツボには入らず、マジで見続けるのが苦痛なレベルでした(^_^;)

一応は社会風刺的なことやりたかったんでしょうね。なんでトマトなのかは良くわかんないし考えるのも面倒くさいけど、国が大変な事態に陥ってるにもかかわらず、まともな議論をしない政府のお偉い方を最強にアホっぽく描いている。

あの会議室の狭さは笑いました。あまりにも狭いから、みんな机に乗って移動するという…。資料も何もないんだから、もう机なんていらないんじゃ…。途中で開かれる上院調査委員会でも、お偉いさん方はトボけたことしか言わない。

それとマスメディアによる情報操作の危険性も描いてましたね。マインドメーカーとか言う、社名からヤバそうな広告会社が世間のマインドをコントロールしまくるわけです。

公費の私的流用とか、潜水艦の意味不明な理由による廃止とか、これ以上酷い大統領は今後現れないと言われつつもマインドメーカーが広告をうてば当選できるというね。政府の実験のせいで生まれたキラートマトが人を殺しまくってるのに、「原発の方が危ないよね?」とか「交通事故で死ぬ人の方が多いよね?」とか。「それに比べたらキラートマトなんて安全だし可愛いもんだよ!」みたいな情報操作。

これ含めてシリーズ4作あるみたいですけど、流石に完走できそうにないです…。カルト人気があるようですが私はダメでした。
horahuki

horahuki