「あんなこと、 言わなきゃよかった…」
「もしもあのとき、 こうしていたら…」
生きるってことは、 「選択」 と「拒否」 の繰り返しですよね。
これは、 偶然にも「間違った選択」を重ねてしまった「どこにでもいる女と男」に降りかかる、 背筋も凍るような恐ろしい災いの物語。
SPOORLOOS
( ヨミカタ ワカラン )
「見知らぬ土地で脇道に入ってはいけない」
そんな「ホラー映画のオキテ」を無視して立ち寄ったドライヴ・インで、 忽然と妻が消えた…
このツカミが最高ですよね♪
ただし「スタンリー・キューブリックが3回観て云々」などという文言に惑わされて、 過剰な期待をしてはいけません。
「夜中にテレビをつけたらたまたまやっててなぁ、 なんとなく観始めたんやけど途中から夢中になってしもたわ!」と翌日の教室で熱弁しちゃうタイプの地味~な低予算サスペンスですから。
おまけに後に世に出た「羊たちの沈黙」やらクエンティン・タランティーノの作品群やらを経験しちゃってるせいか、 「ザ・バニシング」のあまりにも潔いエンディングには、 ある種の「物足りなさ」さえ感じてしまいました。
だけどその容赦ない「潔さ」こそが、 この映画のいちばん恐ろしいところなんです。
(詳しくは下のコメント欄に記しておきますね。 ※ただしネタバレ注意!)
多少の経年劣化を差し引いても、 この映画はやっぱりコワ~いし、 この先何度も「サスキアァ!」という絶叫を思い出すことになりそうです…
(*≧∀≦))) ワルイ ユメ ミルデ…
2020ー7