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「カラフル」に投稿された感想・評価

10年ぶりの再視聴。
初見で高い満足度を覚えていたが、二度観ても飽きずに最後まで観ることが出来た。

カラフルは表現全てが繊細だと思う。
母親との確執、好きな子に対する咎め方など、態度や展開が偏ることなく、人間の反応や空気感が非常にリアルであることが人を魅了しているのではなかろうか。

綺麗な側面だけでなく、人間の醜く汚い側面をどう受け止めていくか、その過程を丁寧に書き上げている点を高く評価したい。
作中に差し込まれてくるピアノ音楽と、テーマに合わせた平凡なタッチの絵がすごく好きです。水彩絵の具、雨、校舎の少し埃っぽい匂いを思い出すような映画です。
はる

はるの感想・評価

2.3
「児童文学」の授業で。カラフルの映像化は本当にいつでも失敗してるな………………

笑えてくるくらいに面白くなかったですね……絵に特徴がある訳でもないし劇伴も普通だし。メッセージ性が説教くさく聞こえるのに泣きそうになって悔しかったです。あと声が全体的に不自然なように思えました。

冒頭の不気味な演出は良かった。あ~~~魂は話せないんだな~~~になりました。

最後小林真だって気付いた爽快感の時に陰気な回想ぶち込むの違くない???

プラプラのビジュが普通に解釈違い。描写があったか覚えてないけど普通の社会人くらいのイメージだった。あとは「びりっかすの神様」みたいにやつれてスーツのちょっと小さい天使みたいな。

あとプラプラが生まれ変われなかった魂とかいう謎設定キモすぎて笑っちゃったなにそれ
オリジナル設定入れるならもっとちゃんとやれよ

真も死にたいみたいに書いたノートが無かったり絵を全然書かなかったりで削るしかないのかもしれないけどそのせいで終盤のメッセージが薄くなった印象。

唱子はいつでも可愛いね……でも典型的陰キャオタクみたいな描かれ方がちょっと気になった。自分の思い描く「小林真」を押し付けてたみたいなエピソードもっと無かったっけ?

ひろかもいつでも可愛いね……でももっと特別に可愛くて妖艶なイメージがあったから絵柄的に凡庸すぎちゃったよ…

満はいつでもかっこいいね……でももっとかっこよくなれるはずだよ……

早乙女くん、良かった部分もあるけど鉄オタくんになるのなかなか意味わからんかった。単線の現実(?)の写真を持ってくるのもげんなりしちゃった。

もちろん授業っていう環境で見たのもあるかもしれないけど全体的に不満が残りました。明確にファンタジーなわけじゃなくて内面的な話だから映像化は楽そうと思わせて、実は内面描写が一番難しいんですかね。未だに森絵都の原作を超えてくる映像化が無いように思います。

青春シーンが唯一くらいに良い所かもしれないけどそこも直前に「幻の蛍」「サバカン」を見たせいで物足りませんでしたね。
ぱま

ぱまの感想・評価

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原作が良い。
死んだ魂である主人公は、天界で抽選に当たり現世の他人に「ホームステイ修行」で転生することになる。相手は現世で自殺した男子で、学校ではいじめられ、親は母の不倫により崩壊している。男子としてクラスが嘲笑的にそれらの環境に対して背を向けて生きていくが、次第に周囲の環境を見直し始め、理解し、許し、考え直す中で、この男子を助けてやりたいように思い、修行に送り出した天使に懇願するのだが・・・と言った感じ。

主人公は、自身でもない少年の立場になって生活する第三者という、あるようでない設定のキャラであり、これらの障害に立ち向かう事を最初は拒否するが、天使はそれに取り合わない。正直に行って中々内容の根が深いし重いし暗いので、デリケートだと思う。ただこの作品について私が思うのは、こういった話題に対して清々しいほどに真っ向勝負を仕掛けていることだ。例えば、不倫した母親を簡単に許すことなど当然に出来ないし、なじる気持ちも当然に理解できる。ただ許しを得れれば良いのだという容易な考えではない。それは作品を見ていればすぐに分かることだろうと思う。他の問題についてもなんとなしに解決していくようなことはない。解決という簡単な言葉では片付かないこともある。RPGのようになぞれば解決する話なんて、現実にはないのだ。

何度もこのサイトでこの話をするが、キャッチな舞台装置として人の苦悩や、社会問題などを創作物では安易に取り上げることがあるが、大半はその名を借りただけのポーズであり、その当事者の気持にもその問題点にも解決にも何もかも語ることも表現することもない。そもそも安易な問題提起さえすれば、自身を高尚なものとするアクセサリーとしてしか考えては居ない人々の所業で、またそれを評価する人間たちも同様にそれを考えたりしているポーズが高尚な自分を演出するものだと信じているようだ。私はそれらを愚かの極みだと思っている。

で、この作品である。

ままならない現実は人間を否応なしに襲うし、耐え難い苦痛を伴うことは疑いようもない。皆実は幸せだがら死ぬな!なんて安い話じゃない。何でそう思うか、言葉にならない葛藤の末に、思い至った境地の果てに、生きる意味やその意志を示した。何度も云うが、真っ向勝負だ。この作品は知った顔したポーズではない。耐え難い苦悩を知っている。理解している。それでなお生きることの価値を説く。

小説版を読んでいないが情景を自分で思い描くのならこの作品は酷いシーンはよりひどく、ラストの鮮やかさは素晴らしい鮮やかさであったことだろう。でも、この映画の描き方はきっとそれに迫るはずだ。

辛い話もあるので、元気な時に見て欲しい。
きっと糧になるから。
suzuuuuuki

suzuuuuukiの感想・評価

2.0
原作読んでると、文字の、言葉の、重みを余計感じるな。肉まんのシーンはめっちゃいい。
K

Kの感想・評価

3.0
主人公の1番の成長は良い部分も悪い部分も認めるところ。人の特有の色だけを見てたけど、実際はいろんな色に溢れてる、つまりカラフルやと思えることになって初めて成長できるけど、なんか話の流れ的に首傾げてまうところがまあまあある。
映画の中では母親との問題が結構焦点当てられてたけど、いまいち最後の方の主人公の心情が読みづらい。もうちょっと二人で会話とかしてもよかった。
でも反対に友達と一緒に過ごす様子なんかは観てるだけで楽しかった。
あとはアニメの中に現実の風景持ってくるのが妙にマッチしてたな。こうゆう類いのやつはまだエヴァぐらいでしか見たことないけど、時々現実かアニメかわからんくなるくらい日常に溶け込んでた。

このレビューはネタバレを含みます

最後の屋上で空がだんだん暗くなっていくところがありえないほど好きです。
夕方になって肌寒くなってくるのが伝わる。
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