てるる

ザ・バッドのてるるのレビュー・感想・評価

ザ・バッド(2008年製作の映画)
3.0
観てて途中で気付く。
あ、これ観たことあるなと…。

「ジーサンズ」よりも先にジーサンズしてたおじいちゃん達によるクライムコメディ。

警備員として勤める美術館に飾られている一枚の絵画。
そこに描かれる女性を愛し、長年愛でてきたが、その絵画がデンマークへ送られることを知る。
そこでもう一人の警備員を加えた3人で美術品強盗を計画するが…。

クリストファー・ウォーケン主演、その仲間にモーガン・フリーマンとウィリアム・H・メイシーというおじいちゃん俳優好きにはたまらない布陣。
ちなみにウォーケンの妻役は「ミスト」の狂信者おばちゃんのマーシャ・ゲイ・ハーデン!

なのにそんなに盛り上がらないのは何故だろう…。
つまらない訳ではないのに。

ジーサンズには無慈悲にも「生活を脅かされる」という大義名分があったからこそ、強盗する彼らを応援したくなる。
でもこちらは盗みに入る理由が薄っぺらいからかもしれない。

結論として、この3人はやっぱりコメディよりもシリアスな作品のほうが映える。
てるる

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